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江戸時代の大豆  大江戸「三河島在来」栽培日記 最終結果報告

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 三河島在来は、枝豆としては中生ですが大豆収穫と考えますと「早生」となることでしょう。
遅蒔きも試みましたが、青枯れの株もあったりで均一とは言えないようです。
また、遅蒔きであってもきちんと枯れた株の種を残し、これを翌年度蒔く、という事を繰り返せば
ひょっとしたら、ある程度の均一と成る事が可能かもしれません。

 標準時期に蒔きますと、9月初旬頃の収穫と成る上に、既に乾ききった莢は、お天道様の
威力に負けて、次々と弾いてその実を土に落としてしまいます。
収量自体が良い大豆ではない上に、このようなロスが出てしまうと、農家さん泣かせです。。。
無農薬栽培では、早生は虫が莢に入りやすく、その点からも収量は落ちます。

 上記の事柄から、豆腐屋が自らの趣味で栽培という程度での使用しかできないと感じました。
自宅前に畑があり、乾いた株から莢がはじける前に収穫するという、極手間の掛かる作業に
成る事ですが、それならばとも思います。

 豆腐にする上での質というか大豆の性格を見た上で、採れたものを十分に乾かした後に
夏前頃から造った豆腐はがらりと味と香りが変わりだし、とても美味しい豆腐と成ります。
味も香りも独特の芳ばしさがあり、他に例を見る事の無いオンリーワンな具合でした。

 江戸の大豆というロマンを求めて八王子の北原さんに栽培をお願いしたのですが、
申し訳なかったなと反省しております。今後は、もし、近くで畑をお借りできるような
類稀ないような出来事が起きたのであれば、数度、トライしてみるのも悪くはありません。

最後に、一昨年収穫の三河島が一回分製造量大豆があります。
本年4月19日20日と販売を致す予定であります。
ネット販売もご準備致しますので、ご興味のお有りでしたならば
よろしくお願い申し上げます。
江戸時代のロマンという夢を、上手に豆腐に託せたならばと、そう思います。

江戸時代の大豆  大江戸「三河島在来」栽培日記

やさいのいぶき~東京農民ライフ (北原さんブログ)

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あるじ@気合豆腐

Author:あるじ@気合豆腐
東京は葛飾にある町の小さな豆腐屋の店主(あるじ)です。
気合豆腐 埼玉屋本店

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